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歯の表面についたプラーク(歯垢)によって歯の回りの組織に生じる病気のことです。それには歯肉の炎症、腫れがおこる歯肉炎とそれがより進行して歯を支えている骨が破壊される歯周炎があります。さらにその歯周炎にはその症状、病態によっていろいろな種類があります。
歯周病の原因はプラーク(歯垢)ですが、糖尿病などの全身の病気や喫煙などの嗜好や生活習慣が、歯周病をひきおこしたり、悪化させる原因(リスクファクター)にもなっています。歯周病も生活習慣病のひとつなのです。歯周病の怖いところは、虫歯と違って初期段階では自覚症状がない、痛みがないという事です。最近では、心臓病などを招く危険がある事も、研究により分かってきました。
歯周病を予防・改善していく為には、口腔清掃はもちろん、生活スタイルを見直して生活習慣病を予防し全身の健康状態を整えていく事が重要です。
 
 歯を失う原因の多くは歯周病
歯の成人病といわれる歯周病は、歯肉炎、歯周炎など細菌感染による歯ぐきのまわりの病気です。歯周病は虫歯と違って痛みがなく、気がついたときは手遅れで数本の歯がまとまって抜けてしまうこともあります。40歳以上の人が歯を失う原因の50%〜60%が歯周病という調査もあります。そこで、日頃から正しいブラッシングを心がけ、細菌の巣である歯垢(プラーク)を取り除いてください。
 
 歯周病の患者さんご自身でのチェック
歯周病の怖い理由は、虫歯と違って初期段階では自覚症状がない、痛みがないという事です。最近では、心臓病などを招く危険がある事も、研究により分かってきました。日頃から自分の歯肉の状態を、鏡でチェックしましょう。健康な歯肉はきれいなピンク色をしています。少しでも色がおかしかったり、歯肉の先が丸みをおびていたりすれば歯周病の可能性も。少しでも症状がある場合は歯科医院に行くことをお勧めいたします。
 
 歯周病は習慣病
一生自分の歯で食べるには、歯周病の初期段階である歯肉炎の段階から予防を心がけることが大切。もし歯肉炎になっても、正しいブラッシングを続ければ健康な歯肉に戻すことができます。さらに歯周病を予防・改善していく為には、生活スタイルを見直して生活習慣病を予防し全身の健康状態を整えていく事も重要です。
歯周病の原因はプラーク(歯垢)ですが、糖尿病などの全身の病気や喫煙などの嗜好や生活習慣が、歯周病をひきおこしたり、悪化させる原因(リスクファクター)にもなっています。歯周病も生活習慣病のひとつなのです。
 
 子供も歯周病?
大人だけの病気と思われていた歯周病もこのごろは子どもたちをもむしばみはじめています。あなたのお子さんは大丈夫ですか?子どものときから固いものでも何でも食べる習慣をつけ、正しいブラッシングの習慣をつけることが大切です。ブラッシングは子供が自分の体の大事さを学ぶことができ、また早くから習慣づけさせることができる非常に重要な健康活動のひとつです。自分の健康に気をつけている方は(きちっとできているかいないかは別にして)ブラッシングを一生懸命しています。自分を大事にする人間になってほしいですよね?
 
 歯周病と全身疾患との関係
虫歯や歯周病は、実は、体のいろいろな病気と密接な関係があります。最近の研究で、妊娠中の女性に歯周病があると、低体重児を早産する確率が高いことが分かりました。米国での研究では、低体重児早産の母親は、正常児出産の母親に比べて、歯周の健康状態に問題のある例が多いことが明らかになっています。他の危険因子である喫煙、アルコール摂取などを考慮しても、歯周炎は早産の大きな要因です。たとえば飲酒による早産リスクは3倍ですが、歯周炎によるリスクは7倍になります。さらに最近、重い歯周炎は流産に関連している可能性も指摘されています。

歯周病は、歯の表面に付着した病原菌が出す毒素によって、歯ぐきなどの歯周組織に炎症が起こるものです。炎症を起こした歯周組織からは、免疫系の炎症性物質が過剰に放出され、それが血流に乗って全身に及びます。そして。思わぬところで別の炎症を引き起こします。また、歯の表面に付着した病原菌が出す毒素自体も、血流に乗って全身に運ばれ、それが炎症を起こすことも考えられます。
 
 歯周病と心臓血管疾患
米国やカナダで行われた研究では、歯周炎と心臓血管疾患の関連も明らかになっています。複数のデータで、歯周炎のある人はない人に比べて、心臓血管疾患を発症するリスクが20〜180%高くなっています。これは、歯周炎で発生した炎症性物質が心臓血管に移り、血管の内側に粥状(じゅくじょう)硬化を発生させるためと考えられます。実際、動脈にできた粥状硬化を調べたところ、約40%から、歯周炎の原因菌のひとつである「ポルフィロモナス・ジンジバリス」が見つかった、という報告があります。
 
 歯周病と糖尿病
低体重児早産や心臓血管疾患以外に、歯周炎と関連する病気が糖尿病です。糖尿病が歯周炎を悪化させ、歯周炎も糖尿病を悪化させるという、双方向の影響が指摘されていました。現在では、歯周炎が肝臓に与える悪影響が、糖代謝を低下させ、糖尿病の前段階の症状が表れて、それが悪化していくと考えられています。歯周病を治療し、改善してくると尿糖または血糖値が改善してくることもあります。

このように、歯周病がさまざまな全身性疾患に影響を及ぼしていることは、もはや動かしがたい事実です。その一方で、歯周病はセルフケアによって十分に治療することができる病気です。日頃から自分の歯の健康管理をしっかり行いたいものです。

 
 歯周ポケットを浅くしましょう
“虫歯および歯周病の原因は、口の中に生きている細菌である”ということがはっきりしています。
  虫歯原因菌は歯冠の溝や根面についている細菌で、歯周病の原因は深くなってしまったポケット(4mm以上)内の細菌です。健康な場合には歯と歯肉の境目に は1mm程度のポケットがあり、一旦、歯周病になるとこのポケットが深くなっていきます。このポケットが深くなる歯周病のメカニズムはその細菌に対しての 体の反応、いわゆる防御反応です。細菌からの内毒素、そして、それに対する炎症反応や、その結果生じるタンパク分解酵素などにより歯肉を構成しているコ ラーゲン繊維が破壊されていくのです。
 浅いポケット(健康な状態)に比べ、深いポケット内には多くの細菌が生きていて、より高い確率で歯周組織(歯槽骨など)を破壊します。1mmポケットが 深くなるだけでも細菌はとても多く住めるようになり、実際に白く見えるわずかな白いかたまり(1mg)でも約1億の細菌が生きています。又、これらの細菌 の中には虫歯を作るものや歯周病を引き起こすと考えられているものなど300を超える種類の細菌が含まれております。ポケット内の状態はこれらの細菌の数 と種類等によって決まります。
 
メインテナンスを受けましょう。
 
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